納入製品の基本仕様
当方は、WordPressに特化したHP制作代行のフリーランスです。その製品納品は、当方のサーバー上で作成したWordPressサイトを、お客様の契約したサーバーへ移植して終了となります。
その際、お客様のサイトを「WordPress+Elementor」で制作するのは、当然のことですが、単にWordPressページの編集だけでなく、下記の機能も付加したサービスを提供しています。それも見積金額内のサービスと考えて下さい。その付加される機能サービスは以下になります。
1.チャイルド・テーマの実装
先ず、納品予定のWordPressサイトのテンプレートは、親テーマは当然のことに納入予定の素材になりますが、所謂、チャイルド・テーマ(子テーマ)も作成対象として作成し有効化して納入します。
WordPressはプラグイン等の更新が頻繁に行われますが、意外と多い更新対象にテンプレートがあります。その場合の更新対象は親テーマになります。子テーマを作成せずにテーマの更新を行うと、場合によっては画面が崩れたり等の不具合を招く場合があります。
そのようなことを避ける意味で事前に子テーマを作成しておき、ユーザーによるテーマのカスタマイズは子テーマ対象に行い、テーマ自身の更新は親テーマにのみ行うような仕組みで、テーマの更新を行っています。
2.問い合わせフォームの実装
WordPressでのメールフォームは、大きく分けて2種類のプラグインがあります。
1)WPForms
2) Contact Form 7
どちらのプラグインを使っても甲乙つけ難い結果となります。
Contact Form 7は日本製で日本人には分かりやすいツールですが、使い勝手では、WPFormsに劣ります。そう言った意味ではWPFormsがお薦めですが、WPFormsにも無料版では Contact Form 7に負ける機能もあります。
3.トップスライダーの実装
当方のWordPressサイトの制作代行では、「Lightning」と言うWordPressテーマを採用するケースが多々あります。その「Lightning」では、トップページのヘッダー部分に最大5枚の静止画によるスライドショーを実装して納品しています。
その際のスライドショーに使用する複数枚の写真は、納品予定サイトにマッチしたのフリー画像を当方の「独断と偏見」で、取りあえずスライドショーを実装したら「こんなイメージのトップページ」になることを前提に、提案させて頂きます。
4.バックアップ機能の実装
前記のWordPress関連の更新に際して、WordPressのバックアップ処理が大事な処理となります。バックアップはプラグイン「BackWPup」を使用して行います。バックアップのタイミングは、毎日、週一回、月一回、及び随時等と任意のタイミングで実行可能ですが、その辺の設定を含めたバックアップ・プラグインのインストールを行った上でWordPressサイトを納入致します。
5.セキュリティの強化対応
サイトの更新の際、ダッシュボードに入るためのログイン処理が一番セキュリティーが弱い状況となります。即ち、ログイン入力の脆弱性を強化する上で、専用プラグイン「SiteGuard WP Plugin」をインストールします。そしてアカウントとパスワードの入力2項目の他に、ひらがな4文字の入力を3番目の追加入力項目として、セキュリティー強化に繋がる対策を施した上で納品しています。
6.常時SSL化への対応
SSL(Secure Sockets Layer)とは、暗号化通信のことを意味しています。即ち、従来、ネット閲覧のURLの「http://・・・」が「https://・・・」の形式に代わる通信が現代では一般的で、暗号化通信を取り入れていないWebサイトは、Google検索で不利な立場に落とされることになります。
Xサーバーを始めとする大手のサーバーの殆どが、常時SSL化のサービスを開始しています。それも無料でできるSSL化サービスが用意されています。無料SSLなら利用しない手はありません。即ち、当方が納品するWordPressサイトは、原則、SSL化の対策をした上で納品しています。
但し、一部のサーバーでは、まだSSL化未対応のサーバーもあります。全てのサーバーがSSL化可能という訳ではありません。誤解のないようにお願いします。
7.ブログ投稿機能の実装
当方が制作代行するWordPressサイトのトップページは、ブログページではなく固定ページとなります。従って、お客様のご希望で「ブログページは不要」というご意思があれば別ですが、トップページの下層ページの一部としてブログ機能を実装します。
そしてブログ記事のカテゴリとして「お知らせ」記事一覧を、サイトのトップページ内に速報記事一覧を表示する機能を付加しています。
8.レスポンシブ・レイアウトの実装
レスポンシブ・レイアウトとは、WordPressサイトでのスマートフォンやタブレット等のPC以外のデバイスに対応した画面表示をダイナミックに変更する機能と言えます。WordPress以前のHTML/CSS画面では、PC画面以外のスマフォ画面専用の画面デザインが必要でした。
その分、デバイス毎の画面デザインが必要であり、開発工数も倍以上の工数が必要となり開発費も1桁大きい金額を覚悟しなければなりませんでした。それがWordPressになりレスポンシブ・レイアウトとなり短納期・低価格なHP作りが可能となりました。
WordPressのレスポンシブ・レイアウトは、多分にデザイン・テーマによってレスポンシブになっているか否かが決まります。現在では、殆どテーマがレスポンシブ・レイアウトになっていますが、古いテーマでは、非レスポンシブ・レイアウトのテーマも存在するので要注意です。
9.運用管理者の引継ぎ対応
この作業は、お客様のサーバーにサイトを移植した後に最初にやるべき作業になります。当方の開発環境での開発中は、当方のメールアドレスが管理者メールアドレスとなりますが、開発が終わってお客様に納入した後は、お客様のメールアドレスを管理者メールアドレスとして設定し直す必要があります。
その設定手順は以下のようになります。
ダッシュボード・メニューの「設定」~「一般」~「管理者メールアドレス」をお客様のメールアドレスに変更します。
「管理者メールアドレス」を変更すると、そのアドレスに変更通知が届きます。その変更通知をお客様が承認して初めて管理者の変更と引継ぎが終了したことになります。
管理者メールアドレスの変更ついでに、もうひとつ大事なことがあります。
お客様にサイトを引き継ぐ際に、Google検索エンジンにインデックスされるように、開発中はデフォルトでONになっていた下記のチェックフラグをOFFに設定してし直すことを忘れずに行って下さい。
その設定手順は、ダッシュボード・メニューの「設定」~「表示」~「検索エンジンでの表示」のチェックフラグをOFFにします。